久しぶりに、地域医療教育学講座のことについて現状報告をしてみます。私が今、特任助教(地域アテンディング)という形で勉強させてもらいながら、みなさんといろんな意見出しをして、千葉大学の学生の授業や、千葉県の地域で働く先生方の指導医講習のお手伝いなど、色々経験させていただいている講座です。千葉県からの寄付講座でもあり、千葉県の医師偏在、特に南房総、山武長生地域の医療圏の医療をどのようにしていけばよいか?というところに対して「教育」という武器を使って、トライしている。そういう講座だと個人的に理解しています。
3年経って、いろんなことが大きく変わりました。まず、各地域で頑張ってる若い医師とのつながりが強固にできました。みんな同じベクトルを向いているので、毎週のオンラインFDも面白いですし、月一度の対面FDも個性が強いメンバーにいつも刺激されています。終わった後はいつもワクワクして帰ります。
次に、大学とのつながりができたことです。これは、教員とのつながりができたことだけでなく、学生とのつながりもできたことは大きいです。まず、大学の教員とつながりができたことで、現場で色々やって、経験則としてはぜったいこれは有益だ!と思っていても、それを客観的に評価軸に乗せたり、研究ベースで物事を進めるというツールを私は持ち合わせていなかったので、私たち現場の経験値を、研究に昇華してくださる仲間がいるというのはとても心強いと感じています。
学生とのつながりについては、やはり、未来を感じます。一年目は地域枠学生だけだったのが3年目には学年全体への授業となり、地域実習3週間も大学のofficial実習となりました。地域実習を展開するに向けての講座の皆様の各施設に向けた下準備やマネージメント力、圧倒的でした。終わってみれば、学生の実習満足度は・・・(内容についてはまた後日お話しできればと思います。すごかったです。)
県庁とのつながり。これもとても大きいですね。いろんな情報が入ってきます。行政がどのようなことに政策を立てていきたいのか。これを知れることは先手が打てるという意味でもとても重要です。おそらく臓器別専門医になっていたら、あまり接点がなかったところではないかなと思います。教授とかになればあるのかもしれませんが。俯瞰的に千葉県全体を見渡した情報、視座が得られるのはとても有意義だなと思います。
土壌を耕し、小さなタネを撒き続けて、水やりをほどほどにする。雑草は抜きつつ、彼らの成長を促す。少しずつそのサイクルが回っているのかなと、実感しています。長期的展望と短期的展望、結果出し。大学と県庁がタッグを組んで、いいサイクルが続いています。医育機関でこれができているのは楽しくて仕方ないですよね。
さらに、これらをきっかけに夏季フィールドワークといって、学生の早期体験を地域アテンディングからの提案で始まった企画。これも、実を結びつつあり、以前当院に来た子が、大学の正式実習の選択先として当院を選んでくれたおかわり組も出てきました。彼らが、研修医となり、医師となり、どこかのタイミングで一緒に働けたら最高だなと夢見ながらコツコツやっています。
ということで、ダラダラと書きましたが、千葉大学地域医療教育学講座、最高に面白いです。以上。
