青木信也(あおきしんや)
滋賀医科大学卒業


救急専門医
プライマリケア認定医
プライマリケア認定指導医
千葉大学地域医療教育学講座特任助教

「教育で地域医療を支えたい」「集約化の先に残る医療を支える医師を増やしたい」




私は、滋賀県の田舎で育ち、滋賀県の大学を卒業。卒後、初関東へ。

湘南鎌倉総合病院で仕事を始めました。毎日家に帰れない日々を過ごし一つずつ前進。


医師となって現在17年目。

Emergency Physician(EP:いわゆる北米型ER)を学び、医師7年目、2013年から北海道という大きな大地に移り、地域医療の最先端といわれる松前町立松前病院で、地域医療にシフトチェンジを行いました。
 そこで感じたことは地域医療の根底には、絶対にERの知識と経験があるととても有用であること。あわせて、現場主義で総合診療(rural generalist)を学びました。
  
 2015年2月より道南ドクターヘリが導入されフライトドクターとしても参加させていただいていました。普段は地域で利用させていただく立場として、違う視点で立ち上げに協力できればと思っていました。


 2017年4月からGENEPRO に参加し、長崎県上五島へ。15ヶ月のプログラムでどこまでできるのか悩みましたが、北海道で始めて知った「rural generalist」を肌で感じたいという気持ちを抑えきれず1期生として参加しました。
 2018年4月〜6月はAustralia Queenslandで4つの医療機関で研修をさせてもらいました。主に、僻地での医療供給とその医療体制(都市部の病院との連携)、教育体制を中心に見学させてもらいました。
 2018年11月〜千葉県勝浦市にある医療法人SHIODA 塩田病院で総合診療科部長として、今まで学んだことを実践しています。また、教育の環境も整えています。

 2022年4月〜千葉大学地域医療教育学講座特任助教として、地域医療での教育を大学+県とともに学んでいます。
 一人で始めた総合診療科が、スタッフ2名+gap year2名 となり、年間の地域研修医15名+医学生実習15名と、受け入れることが出来るようになりました。そうすることで、地域医療を知ってもらうチャンスが増えたと思います。興味を持つというearly expose。これができている。まだまだ、少ないですが、これを1病院だけでなく大学の講座と共に出来るようになったこともとても大きいです。

 そして、地域の医師とも協力して、お互いを補完するとり組みもできるようになりました。出来ることから少しずつ。

地域で働く医師の皆さんと、ERで学んだことを共有できれば幸いと思います。

 今後の目標は、地域で働く若い医師が増えるお手伝いをしていきたいと思っています。
 また仕事と自分の生活を大切にしていきたいという根底の気持ちにはブレはないようです。

 医師である前に人間であるという考えもブレません。ので家族を大切にしていきたいです。一番の夢は、地元出身の「医療者」を育てることです。そうなるように計画を少しずつ立てていく予定です。このblogをみて、共感していただける人がいれば、幸いです。

自分の幅を広げて一歩ずつ前進出来ればと。




地域医療を支えるのは、やっぱり田舎出身者ではないかと考えています。
(田舎が好き!という人が増えればもっといいですが、そのためには、病院の体制だけでなく行政も含めた街作りもしないといけませんね)


 自分が現役を退くまでに、1人でもいいから同じような気持ちの後輩ができ、一緒に仕事が出来ればどれだけ幸せなことかとわくわくしています。

連絡先:shinya.aoki@irrme.co.jp