当院に学びに来る初期研修医もいろんな人がいます。ずっと都内で育った人もいれば、稀に田舎育ちで大学だけ都内という人も。

 「今回、ここも含めて、2,3箇所の地域病院で研修させてもらって、『地域医療のイメージが変わりました。そして、これ、はまりますね。』」

と、言って帰っていきました。彼は、田舎育ちの子です。大学時代に地域実習というものがなく、初期研修まで進み、働き始めてから地域研修に出て、気付く。

 でも、このタイミングでは、進む専攻医プログラムは決めている。

なので、彼らが地域医療をするとなると、6年以上先の専門医を取った後に、自分の中にその思いが少しでも残っていたら、再び地域での医療に少し足を踏み入れるのかもしれない。

 やはり、学生のうちに、地域で働く現場を体験し、学習の場を提供することが長いようで一番の道のりだと思いました。

 受け入れた研修医の写真がとうとうボード1枚を埋め尽くしました。5年でここまでたくさんの研修医が来てくれるようになると思っていませんでしたが、みんな「とても楽しかったですし、勉強になりました!」といってくれてうれしいかぎりです。学生の受け入れも順調に増えているので、教育環境を充実させていきたいですね。

おすすめ:

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA