日本医学教育学会で無事に発表を終えました。自分としては、松前で木村先生をはじめとした総合診療医の病院に「なぜ研修医や学生が集まるのか?」という疑問から始まり、彼らの研修終了後アンケートからの質的研究で抽出したテーマを2016年にプライマリケア連合学会総会で発表しました。(学生版は2017年)それを元に、他の地域ででもそれらのテーマを用意することができれば、人は集められるのではないか?と挑戦したのがここ勝浦でした。全く0からのスタートでしたが、理解ある周りの方々にサポートしていただき、ソフト面、ハード面ともに、準備していただきました。それほどお金がかかったことはありません(常勤医師を一名雇用するほどの金額もかかっていないと思います。) コツコツ、地道に裾野を拡げて、まずは初期臨床研修の地域研修医の受け入れから。指導しながら、臨床で地域にしっかりと役に立つようにする。そうしているうちに、スタッフが少しずつ増えて、学生への教育をする余裕も少し出てきた。さらに、学生が来るようになって、活気が出てきて、若いスタッフたちも増えた。自分が臨床で前面に立たなくても、サポートするだけでも現場が回るようになってきた。彼らが働きやすいように、よりモチベーション高く学べるような環境を作るのが今のいちばんの仕事かなとも思ってきました。(そうはいっても、外来や残り番、当直もやるんですが・・・) そういうことばかり考えてきた10年。マジョリティではないですが、そんなことばかり考えていたので、医学教育学会でも地域医療教育委員会のお仕事をいただくことになりました。(学会に入ってまだ1年経ったばかりなんですが、実は・・・ありがたい。) どんどん「地域〇〇」という専門になってきたような感じです。ま、いいか。好きなことをしているので。

  9月から千葉大学地域臨床実習3週間が開始となります。おかわり組もいます。(以前2週間の実習で来た子たち) 杏林大学から来ていた4週間の子たちと同様に、スパルタしたいと思います。(といっても、オラオラ厳しくするわけではありません。)初期臨床研修医の子たちとほぼ同等の指導をしていきます。患者さんをしっかりと担当してもらい、毎日の朝、夕のカンファレンスではプレゼンしてもらいます。当然、治療方針のアセスメントもしっかりと。医学生でやってはいけない医行為以外はすべてやってもらいます。まだまだ3週間では短いと個人的には思っています(12週間欲しい!)が、学生のうちにこの経験と臨床をする上での勉強方法の習得、医師としてのプロフェッショナリズムの構築をすることで、初期臨床研修医になるときによりスムーズに深くたくさんのことを学べるようになると思っています。少し厳しいような言い方になると思いますが、学びたい!と思っている人に思う存分、しっかりと学べる環境を提供したいと思っています。優秀かどうかとか関係ありません。不器用でも学びたかったらきてもらいたいです。ここに来て、何かスイッチが入ったらそれでいいです。for the patientのマインドが注入されればそれでいいです。彼らが育った時にそれぞれのフィールドでリーダーシップが取れるような人材になってくれればいいなと。そして、リーダーシップを取れるのは向き不向きがあります。万人にそれを求めてはいけません。それぞれの輝くフィールド、役割があるので。

 そして、同時にやってくる地域研修の2年目初期臨床研修医を焦らせて欲しいと思っています。学生でここまでできるのか?と思わせて欲しいです。やばい!これではまずい!と思って互いに切磋琢磨して勉強してもらいたいです。

 いつからこんなふうに思ったのだろうと振り返ってみると、自分が浪人生の時にお世話になった京都の某英語塾がそうでした。高校一年生から多浪生までが同じ教室で授業を受ける。できる人が褒められる。そんな環境でした。3浪していた僕としては、高校生に負けられない・・・と必死こいていました笑 多分その頃から、早期暴露が大切であって、学年とか年齢とか関係ないと思うようになったのでしょう。

 さて、そんな医学生、初期臨床研修医をしっかりサポートするのは、3年目医師と、救急専門医2名、ベテラン総合医のチーム。シフト体制でon-offはっきりと。slackをつかって、学んだことをみんなで共有。

 地域からの逆襲という意味でも、下剋上となるか?!
来月も楽しみです。

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