生命だけは平等だ
徳洲会グループの理念です。
シンプルな言葉に納得して医師としてスタートした。もう17年も前のこと。初めは、病院内のカレンダーにも書いてあって、宗教的な香りもして少し抵抗はあった。でも、言っていることは至極真っ当。当たり前のことを当たり前に行うことができる環境。そんな職場だった。そして、この理念のもとにどこのグループ病院に行っても、スタッフの中には同じ思いで仕事ができる人がいた。同じ方向を向いているので、とても、やりやすかった。そして、この理念を知っているからこそ、卒業してから出会う若い医療者とも、「生命だけは平等だ」と言えば、通じるところがある。医療グループ内でこんなにも病院理念が伝わっているグループってあるのかな。と思うぐらい浸透している。逆説的かもしれないが、理念って、社員に伝わってこそだと思う。形だけではなくしっかりと職員で共有している理念なんだと思う。
出会った仲間、尊敬する先生方との出会い、アフリカの医療を経験させていただいたこと、いろいろなチャンスを頂けたこと、感謝しております。
徳田虎雄先生と直接お会いしたのは合計3回。
入職時に葉山ハートセンターに湘南鎌倉初期研修医全員でご挨拶に伺ったとき。ALSのため、手厚い看護体制に驚きました。鋭い眼光で私たちに話しかける姿に圧倒されました。まだ、医師としてもスタートしたばかりで、「一人だけ、看護体制すごすぎて不平等じゃない?」なんて思ったりもしていました。平等って言っておきながら。
その次は医師5年目になり、ベストレジデント賞の副賞でいただいていた権利、海外研修をさせていただき戻ってきた時。このときは、大勢ではなく、事務方数名と当時の専務と私。ガボン研修から戻ってから、直接面会で、ご報告させていただき、日本の地域医療はアフリカの後でいいんじゃないか?先にアフリカのことをやらないか?と誘っていただいたこと忘れません。その時には、看護体制について違和感はありませんでした。こんなグループの理事長をされている方が、今亡くなっては困る。平等ではあるものの、全国何万人という社員、医療者、そして医療施設を取りまとめている方のマインドはまだ彼が生きているからこそ一つになっていると感じました。
その次は、救急専攻医として最終学年のとき。RRSのシミュレーションとして理事長の急変時対応をしたとき。この時はお声がけすることはなかったですが、やはりとてつもないオーラを感じました。
アフリカでの医療をやらないか?というお誘いを断ってでもやりたかったこと。日本のruralと呼ばれる地域の医療を充実させること。自分自身が医師になった時に掲げていたことと同じ徳田虎雄先生のマインドを引き続き胸に日々頑張りたいと思います。
皆で頑張りましょう
