体調面で困ったときに「病院を受診する」

これは、日本で当たり前のことになっています。24時間365日体調がどう変化するかはわかりません。休みとか日曜日とか夜中とか関係ありません。

 本当に困ったときは、病院受診をしてください。

ただ、医療者としては、軽症なのになんでこの時間に?と思うことも多々あります。

これは情報の不平等が一つの原因といわれています。一般市民の方にもう少し、医療・病気についての正しい情報が広まると夜間や休日の軽症受診が少なくなり、医療者も患者側も楽になると思うのですが。どんなクスリを飲んでいるのか名前も覚えていないという人が多数います。自分の体のことちゃんと責任を持って管理しないと人任せはよくないです。

 ネット上の情報の確かさも昔に比べるととても良くなりました、調べにくい、かつ情報の出所がバラバラでどれを信じていいのか、医療者以外の人から見るとわからない。

窓口で支払う料金が安いことも、受診の閾値を下げていると思います。かといって、料金を高くすると貧困層の受診率が下がることはわかっている。

 サービスとして当たり前なんだから、夜中でもしっかりやれよ!

という態度で、病院を受診するのはよくない。当然医療者が夜中にぶっきらぼうに診療することはよくない。その時間帯で可能な診療は全力でする必要がある。ただし、コンビニや夜中までやっている飲食店などは、営利目的でやっているわけで、病院はライフラインとして救急対応を行っていて根本的には全く異なることは理解してもらいたい。定期受診でもないことも理解してもらいたい。

 中には、「こんなことで受診してすみませんでした。」「本当に助かりました。」「ありがとうございました。」と声をかけて下さる人もおられますが、年々少なくなっているようにも思う。

若い人口が減っているということは、働き手が減っているという世の中全体の流れになっている。DX化でなんとか対応している業界もあるが、今働いている人たちにもう少し長く働いてもらって対応するところも多々ある。医療の中でも同じです。医療提供側の高齢化が進んでいます。特に看護師や介護職員は若手はいません。地方(rural)は尚のことです。昔ほど、看護師への憧れも相対的になくなったこともあるでしょうし、今まで以上に都会への憧れやアクセスの良さで都会で仕事をする人が増えたのだと思います。絶望的に地方には18-22歳はいません。

 住民も医療者も行政も協力して地方のライフラインを守る

そんな活動をしていかないと消滅する町としてどんどんこれからの20年なくなる故郷が加速していくでしょう。一方で、海外から旅行で来られる方は増えました。旅行だけでなく、移住する方も。海外から見たら日本の美しさや住みやすさは素晴らしい点も多々あるのだと思います。日本が好きな人が増えて共に生活するでいいと思うのですが・・・いろんな問題も当然でると思いますが、それはいつの時代もそうだし。

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