千葉県勝浦市(外房と呼ばれるrural)で6年目突入です。コツコツ、コツコツやっていますが、少し早めのクリスマスプレゼントをいただきました。

 「先生のところで、一年間rural GPのトレーニングをする先生、受けれない?」

とある方から連絡をいただきました。それは、今年度gap yearの医師を2名当院で一年間総合診療の基本を学んでもらっているという実績もあったからだと思うのですが、ご紹介頂きました。そう、初期研修を卒業されて、専攻医プログラムに乗る前に1年間GPの実践、トレーニングを受けたいという医師です。

 面談も行い、当院としてもともに学びを共有出来ると判断したため、採用とさせて頂きました。

2年連続で3年目の医師の学びの場を提供することが出来るようになりました。これは、問題提起とも言えると思います。ニーズがあるということは、初期研修の2年間のトレーニングでは足りないということなのか、いろいろ臓器別専門医に進むのかどうかを悩んでいて、もう少し考える時間が欲しい(その間,医師としての経験もupしたい)というということなのか。

 いずれにせよ、ニーズがあるということです。そして、それに応えられるように、ほどよい症例、幅広い症例、医療のフェーズの多様性を経験できる場を提供することが教育環境として必要で、そこに指導者がいるという環境が必要で、当院はとてもマッチしているのだと思います。

医師10−15年目を過ぎるころには、最初の1,2年専攻医プログラムに入るのが遅くても問題なくなっていると思います。自分が自分の人生を納得して、積極的に決定していることが大切だと思います。受け身の人生ではないことが大切だと。

 今後も、初期研修医の地域研修だけでなく、満足したgap yearのトレーニングを受け入れられるように一年間の到達目標などプログラム開発も考えていこうと思います。また、救急専攻医や総合診療医の専攻医プログラムの地域連携病院としての登録も少しずつ行えるようになってきました。彼らが3ヶ月〜6ヶ月単位で勉強に来られても、ただ漠然と終わらないようにプログラムを作れるように考えていきたいと思います。

これにより、3月で卒業する医師2名。2月からスタッフとして1名追加。4月から学びに来る医師1名。

結果、4名体制+非常勤で学びに来る小児科医師1名+慢性期外来の勉強に来ている救急医1名 +α(医学生+地域研修の初期研修医)体制は確定となりました。

 また、もう1,2名の方が進路として考えてくださっています。それぞれのライフイベントにあった、働き方を提供できるようにしていきたいです。そして、結果この地域の医療が安定できるようにしていければと思います。人が増えることで、さらにやりたい夢が実現できそうです。

 12月はどこにも出ていかなくても幸せな毎日を過ごせています。感謝。

ほんと、来年度の新しい2名の医師。二人ともイケメンでナイスガイです。そんな彼らに憧れを持つ若い医師や学生がもっと増えてくれたらうれしいです!

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