「吐血した」
「排便後、意識消失しました」
「法事中に意識消失しました」etc
おじいちゃん、おばあちゃんの言葉がうまく聞き取れないのも離島で経験済み笑
自由に、診察、検査、内視鏡もすぐにできたので、ERのrangeが試されます。
病棟急変も連絡が入ります。
「循環器の患者さんが、「胸が痛い」って言ってるんですけど」
そんな中、透析中の患者さんが具合が悪いので、見に来てくれませんか?と。
着いてすぐで、透析室もわからず、案内してもらいながら部屋に入ると、おばあさんが、意識わるく、深い呼吸をしていました。
「昨日も体温が低いってことで病院にかかったみたいなんだげど、あたためたら、よぐなる(良く)って、帰ったんだぁ。んだら、今日も調子悪いって」
たしかに、いつもがどうかはわからないが、明らかに調子が悪そう。体温を測ってもらおうとしたら、
「測れません。」
じゃあ、直腸で測りましょう。
「えっ???おしりですか?ここで?」と。
??
今まで測ってなかったのか?
まぁ、あまり気にせず、お願いします!とお伝えして、血糖も測って下さいね。
とお伝えし、その間に、カルテをcheck。
昨日の経緯とその前が知りたくて過去に、スクロールしていく。
あまり情報なし。昨日の採血はあり、そんなに悪くない。
「先生、ちゃんと測れていないのか、32.0℃です。
血糖は43です。」
みなさん、おわかりですよね。そうです。あれなんです。
急いで、諸検査を加え、常勤医に上申し、入院管理とさせてもらいました。
「低体温、低血糖、意識障害あり、重症敗血症の可能性あります。尿も汚いです。」
その方は、翌日他界されました。ご家族としても、少し納得がいかず
「あのとき、調子が悪そうだったから、入院させてほしいと伝えたのに。一日でこんなになるの??」と
前医の判断は、そのときの状況としては間違っていなかったと思います。採血上悪くない。復温すれば戻った。この寒い中、日中は家族がいない部屋で一人。
いろいろな環境因子からは、経過観察とされたのかもしれません。
その経過があっての、今日のこと。
ご家族には、
確かに昨日のうちに入院していれば・・・というお気持ちはわかりますが、ご高齢であり、もともとベッドでの生活が中心の方。透析もしている。このようにもともとあまりお元気ではないかたなので、昨日から治療を開始していても結果は変わらなかった可能性が高いです。
このようにお伝えしました。怒りの矛先を失ったように口をふさがれました。
常勤ではない医師がこのようにご説明して、本当に良かったのか、雪の降る夜中に駆けつけたご家族に伝えきれただろうか。
今は、朝の6時。夜もしんしんと雪は降り、音は雪に消されてとても静かな夜でした。
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都会じゃ間違いなく訴訟だな・・・
なかなかコメントしづらいです。翌日初日に診察された先生からいろいろと家族背景やらお話を伺うと、ちょっと複雑なようで・・・積極的治療は望まないけど、出来るだけ長く生きてほしい。でも、日中は、患者様一人で部屋にいる。寒い部屋に暖房器具もあまりない・・・
何となく先生なら、お気づきだと思いますが。