一ヶ月ほど経ちますが、自分の中での振り返りがまだできていなかったので、しっかり振り返り。

大阪での開催ではやはり重症患者、外傷の話が多い印象。自身が関わっている委員会のシンポジウムであるER型救急についてのセッションは初日だったので参加出来ず。
 遠隔メンターで直接関わっている医師の発表を見て、日々の振り返りをしていること、またそこから現場への活用方法を考えていることがしっかり伝わり、いい発表だったと思いました。
 研修プログラム関連のシンポジウムも面白かったです。魅力的であるためにはどうするか?現在救急車搬送の6割が高齢者救急である現実とそれに対応するのも救急医である(または、救急医ではないのであれば救急対応ができる医師を増やす取り組みを救急医がしないといけないと思うのですが・・・)ため、この社会ニーズに応える医師を養成するのも救急専門医プログラムの柱であると思っていますが、どうもそのあたりについてはあまり触れられていないように思いました。そもそも、重症患者マネージメントやいろいろなデバイスを用いての救命に興味のある医師の集団ではあるからかもしれませんが。

 ただ、救急は社会のニーズによってうまれた学会だと以前の学会長か誰かが話されていましたが、そうであれば、社会の変化に合わせた救急医の育成についても議論がなされる必要があり、学問的に救急?ではないと思うことがあっても救急受診をする患者は、自分が救急疾患だと思って受診しているのであって対応する必要があると思います。また、そこに対応出来る医師の養成が必要ではないかと思います。

 そして、以前から言うように「その6割の高齢者救急が救急医ではなくてもよい」というのであれば、やはり、6割の救急を支える人材育成を救急医が行う必要があると思っていますが、ここには議論が進んでいません。

 ある先生は「地域医療を支えるのは救急医であり、救急医を増やすことが地域医療を守る」と話されていましたが、そうであればこそ、救急専門医プログラムの地域研修で他の地域の救命センター研修をするのではなく、1,2次救急病院でどのように高齢者救急の初期診療から退院までの対応をしているかを知る経験の方がよっぽど効果的だと思います。その上で、3次医療機関で救急をするのであれば、地域のことが理解出来る救急医になるでしょうし、近隣の2次救急病院の体制についても理解が深まると思います。
 また、実際にはそのような病院で救急対応を頑張って下さっているのは、総合診療科の先生や総合内科の先生が多いです。彼らの苦手なのはやはり外傷です。マイナー外傷も含めてです。こういったところに対しての教育体制や共に学ぶ体制が病院間を越えて地域でとり組むことができたら、役割分担がよりスムーズにでき、それぞれの病院での業務に無駄がなくなると思います。

  救急医だけで解決するのではなく他領域の医師と協力出来る体制作りを学会という大きな力で作ってもらいたいと思いました。

 おまけ
  医学生や他の病院のプログラム責任者の先生、普段からお世話になっている救急医の先生方、PC学会関連でお世話になった先生、そして、日本全国で救急をベースに医療を支えようとしている同世代の先生たちと沢山会えました。自分自身のモチベーションを維持するためにも一年に一度の集まりには今後も参加していきたいなと思いました。

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