今回の学びは、「修正Delphi法」

??って感じです。初めて聞く言葉でした。こういうのも、大学側、いわゆる発信する側にいないと知らない言葉ですね。

 皆さんがよく利用している診療ガイドラインって、どこかの偉い先生がまとめて「これでいきます!」

っていってできているものではないですよね。そんなことをしていたら、「めちゃくちゃ偏ってるじゃないか!」とか「それ、利権が絡んでるんじゃないの?!」というような疑惑をかけられたりすることになりませんか?

 他にも、公の場で、発言力の強い人が「今回はこれで進めていきます!」というと、他の人はなかなか反対意見など言えなかったりすることがあって、結果思っていたのと違う方向に進んでしまう・・・ということがあったりしませんか。

 こういうことを改善するために考えられた「合意形成を得るための方法」の一つだそうです。

もともとは、ある会社がある依頼を受けて、試行錯誤して考えた方法のようです。

Delphiというのも、ギリシャの地名から由来しているようです。

全能の神が知る真の答え(Delphi 地区のアポロン神殿での神のお告げ:Delphi神託)に近づく方法と して,多くの専門家の意見を集約する方法

という意味合いらしいです。

 具体的にはどうするかというと、一つのテーマに対して、数名で意見を出し合い、それに対してエキスパートパネルが内容について点数化する。

 点数化だけでなく、「なぜその点数にしたのか?」と意見も募ることで、アンケートを集計して、テーマを修正。

 修正したテーマをまた、アンケートを取り、合意形成が得られるまで繰り返していく作業です。

ガイドラインや、医学生たちが普段お世話になっているコアカリキュラムなどはこうやって地道な作業の積み重ねで作られたものなんですね。

 ほんと作成委員会のみなさま、頭が上がりません。

ただし、これにも欠点もあります。

「専門家の定義や選出方法」

「アンケート質問の適正さ」

「意見一致への強要や誘 導」

「集約手法の信頼性や妥当性」

「未来予測の限界」 

こういったことを考えながら、「合意形成」を得ていくんですね。

マネージメントという意味でも、とても勉強になりました。

私たちは今、コンピテンシーを作成する!といっても、内々で話しあいをしてあーでもないこーでもないといっているだけです。

ここに対して、客観的に評価をしてくれる人たちからの意見も交えながら、より「ぶれない」「普遍性」にちかいものを作っていくのだなーと感じました。

 参考サイトは以下

https://www.monash.edu/__data/assets/pdf_file/0010/1757134/Registry-SIG_15032019_Modified-Delphi-Methodology.pdf

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jtwmu/88/Extra1/88_E35/_pdf/-char/ja

 

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