松前病院のときに取材して頂き、コメントを記事にして下さった朝日新聞社の記者さんに久しぶりにお会いしました。年齢が近いこともあってお互いの近況報告なんかをしていたときにご紹介頂いた本です。
小松秀樹先生の著書、読みました。少し前の本ですが、今の時間があるときに一読しておいて良かったです。
医療者として、2007年からずっと臨床のことをやってきて、最近になって医学教育のことに頭が使えるようになっていました。
この5ヶ月間に日本全体の問題についても少し考えるようになってきました。
いろいろな視点があるので、この内容が全てとは思いませんが、特に響いた言葉は
医療は不確実なものである
という言葉。
あたりまえと言えばあたりまえです。初版が2006年ですので、10年前にこのことを言えたのは凄いと思います。今でも医療者ではないかたには
「わからない病気はないだろ!」
「絶対治りますか?」
といわれることがありますが、「絶対」は医療においてないと改めて認識しました。
ただし、「絶対」を求める患者さんの気持ちもわかります。
でも、再度強調します。
医療においても「絶対」はありえない
かぎりなく「絶対に近い」ことを求めて日々仕事をしていることにも再確認しました。
医療者ではない皆様へ
医療者も他の人間と同様「ミス」をする生きものです。最大限にミスがないように
システムでカバーをしたりして、最良の結果を求めています。世論と称して、責め立てるようなことばかりをしていると(教員に対してと同様)、成り手も減りますし、現時点で働いている医療者ですら現場から離れてしまう可能性があります。
とても読みやすい本ですので、一度ご覧になってみて下さい。
