今年度から(正式には5月から採用)、千葉大学地域医療教育学講座の特任助教として大学に関わることになりました。

 地域医療教育学講座

は、千葉県からの寄附講座で千葉大学に設置されました。主に、千葉県の地域医療を支える人材の育成に関わる講座です。

 関西の人にはイメージ湧きにくい(自分がそうでしたから)と思いますが、東京の隣の県なのに田舎がそんなにあるのか?と思うかもしれません。よく地図を見てみて下さい。隣といっても、半島でかつ大きい。

 一言で「千葉県」といっても、人口のほとんどは、東京に接する県北(ディズニーランドがあるところ)に集中して、医師の偏在化も顕著です。

 私が勤務する地域は千葉県の中でも最も対人口あたりの医師数が少なく、日本の2次医療圏でみると、

324位/335中

 圧倒的に少ない地域です。千葉県としても、どうにかしてこの地域の医療を担保するために策を講じていきたい思いがあり、千葉県としての奨学金制度を設け、地域枠として将来千葉県の地域医療に数年間従事してもらいたいという思いがあります。

 ただ、制度としての地域医療への従事だけでは地域枠の医師の不満は募るのみであることも自治医大の研究からわかっていることで、「教育体制」が必要です。

 今回、この講座は「教育部門」を担当し、千葉県の地域医療が楽しいと思える人材を増やし、地域医療を支える人材を増やすというmissionを担っています。

 ?!これって、私自身が滋賀県でやりたかったことじゃない??

地域医療×地域での医学教育

自分が最もやりたかったことで大学からお声をかけて頂けたことにとても感謝しています。また、時代の流れもあって後押ししてもらえているように感じます。

 自分が大学に戻ることはほとんどないと思っていました。卒業してからずっと市中病院や僻地で勤務してきていて、医学教育とかで大学院生として戻ることはあるかもしれないかな?と思っていましたが、なかなか家族もいる中で厳しいと思っていました。救急で大学ということもあまりイメージが付いていませんでした。

 自分の過去の研究では、地域医療に興味をもつ学生(初期研修医)を増やす要因は以下のものがありました

 1.大学の授業で地域で働いている医師の話が面白かった
 2.先輩の口コミでいいと聞いていた

この二つが大きな要素となっていました。それもあって、自分もいつか大学で授業をしたいと思っていたので、このチャンスを活かして自分自身も楽しみたいと思います。

 先日、講座のmeetingがあり、それぞれの自己紹介・地域医療に対する思い・教育への思いを聞いていてとても楽しみになりました。医師年数もバラバラ、厚労省で学んできた医師もいたり、専門分野が異なっていたり、バックグラウンドが異なっていたり、刺激しあえる仲間。そして、ピンチはチャンスの発想が出来る最高のsetting。このメンバーで千葉県の地域医療が盛り上がらないわけはない笑

 千葉県に来て3年半。ほそぼそと、でも確実に前進してきました。個でやれることはわりとフルにやってきたつもりです。私立の病院で出来ることは最大限にやってきました。ここに県を支える大学とつながり、県全体を見ながら、チームで考える・動くということが出来ることがとてもうれしいです。

 速く進みたかったら、個でいけ。より遠くへ行きたかったら、仲間を作れ。

まさにその通りです。本当に、一気に千葉県が地域医療最先端県に躍り出るのではないかと一人でニタニタしています。

 私自身、この講座に貢献できるよう北海道や長崎、また鹿児島・沖縄の小さい離島、オーストラリアのruralGPなど、今までの経験をフルに活かし、皆さんで共有し、千葉県にfitした方策を作っていく一助になりたいと思います。働き方改革を院内で行いはじめたところで、一つ仕事が増えて家族時間を上手に作る必要はありますが頑張っていきましょう!好きなことを仕事に出来るって最高。

 

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