コロナで一旦立ち消えになっていましたが、いろんなご縁があり、6年前から計画していた遠隔メンターをある病院と契約を結ぶことになりました。自分のストロングポイントであるER型救急✖️中小規模病院勤務✖️地域医療✖️教育ということで、この仕事をしてみようと思いました。この六年間、自分自身の病院にも多くの医学生や初期研修医、そして3年目以降の先生方も学びにくるようになり、一緒に学ぶ機会は増えましたが、それでも年に30名程度しか出会うことはできません。自分が残りの人生で直接関わって恩師から学んだマインドを伝えることができる期間はあと15年もないぐらいと限りがあります。可能な限りたくさんの人と関わっていきたいと考えた結果、いろんな病院で単発のレクチャーをするのは有名な先生方にお願いをして、自分の特徴を活かして、まずは一つの病院の組織改革(教育を軸にしたリクルートも含めて)にも関われるように年単位で関係を持ちながら教育に携わることにしました。ここでは、研修医への直接指導はオンサイト(3、4ヶ月に一度)、そして、オンラインでは若手指導医を中心に研修医への指導方法と救急診療のベースアップを行うことにします。オンラインとオンサイトの両方を用いてがっちりとやっていきます。

 働き方改革も相まって、内部の先生方のご負担も増えていると思いますので、ある種教育の一部外部委託です。内部の先生とコラボレーションしながら病院の教育文化をあげていく。3−5年の中でしっかりとした屋根瓦教育文化ができることを目標に進めて行きます。

 構想から6年遅れましたが、その間、千葉大学の地域医療教育学講座で、教育学の理論も学ぶ機会を得られて、結果的にはとても良かったと思います。今までの経験論、本から学んだ知識、さらには講義形式で直接指導をいただいたことや議論したこと、また指導医講習での指導歴などが全てプラスに働いていると思います。

 大学や県といった地域性にとらわれることなくニーズのあるところでやっていく。

 研修医への直接指導だけでなく、若手指導医への教育手法の共有や彼らの悩みを聞いていきながら改善策を一緒に考えることをサポートしていきます。

 いざ、初めてみると、皆さんからいろんな悩みが出てきました。また、ER型救急を救急医から学んできていない中で、不安や指導をする立場としてよいのか?という悩みもたくさんありました。全国的にもまだまだER型救急をしっかり指導できる医師は少ないのだと思います。一方で高齢者救急がどんどん増えている現実からは、軽傷やマルチプロブレムの傷病者が多くここに対応できるスキルのある医師の育成がやはり急務です。せめて研修医の二年間に基本を学んでもらい、それぞれ臓器別専門医になったとしてもベースとして救急対応がある程度できるような地盤をここで作っていきたいと思います。

 ER型救急を学んでいる若い先生たちへ

 皆様の社会のニーズはとても大きいです。そして、臨床医としてのニーズだけでなく指導医としてのニーズも全国にはまだまだたくさんあります。集中治療や外傷、国際協力と同等にER型救急にはアイデンティティがあり、ニーズはとても大きいです。

 

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