先日の千葉大学地域医療教育学講座で嬉しい発表いただきました。個人的にはとても嬉しかったんですが、大人気なく大きな喜びをしていいのか戸惑いその場では少し嬉しいですぐらいのリアクションだったので、ちょっとここで。
千葉大学医学生の地域臨床実習先第一希望者数、塩田病院が1番でした。
目標に掲げていた、通過点。
千葉県で1番の地域研修病院になる。
研修医、学生共にそうなってほしいと思っていました。
地域研修での研修医数は、他の比較ができませんがおそらく上位ではないかと思います。地域研修としての受け入れで四カ所ほどのプログラムと連携をしてほぼ毎月1〜2名受けているというところは複数しかないのではないでしょうか。
そして、今回千葉大学の医学生からの希望数でも結果を一つ出せたかなと思います。総合診療科の学外実習、夏季フィールドワーク、研修医指導、いろいろなところで口コミから広がったと思います。距離的なディスアドバンテージはありましたが、やり方さえ間違わなければ必ずみんな来たいと思える教育の場にできると思ってやってきました。数だけで、内容が充実しているか、効果的な研修や実習が行えているかというのは評価できないということは理解していますが、まずは医学生や研修医が来ないことには評価すらできません。そういう意味でもみんなが来たい!と思える環境を作れたということは一定の評価をしていいと思っています。その上で、来た子たちがやっぱりよかった!と自分たちの大学や病院に戻って周りと共有してもらえれば、それを聞いた子たちがどう評価するか。だと思います。医学教育を学びさらに重要性を感じるのはearly expose。卒前教育がいかに大切か。そして、そこでinspireされた子たちをしっかりサポートして卒後教育に繋ぐ。どの診療科でもそうですし、そもそも医師としての成長もそう。地域医療に従事したいと思ってはいるけど、具体的な働き方がわからない。そういうふうに働いている医師たちが周りにいない。接点がない。そうやって、学生の時に思っていた気持ちがどんどん希薄になっていき、研修医になって、地域研修でやっぱりおもしろかった!と思った時にはもう診療科を決めていたりする。その時の選択肢に総合診療や地域志向性のあるERというのがない。選択肢としては持っていてもらいたい。そんな環境を作りたかった。
自由にやらせていただける経営者のご理解と少しずつ増えている仲間、病院の皆様のおかげだと思います。ありがとうございます。
全員をお受けすることができないのは残念ですが見学やオフィシャルではない実習などはいつでもウェルカムです。
先ほど、通過点と示しました。そう、あくまで通過点。
千葉を地盤に当然しながら、次の目標を。北海道松前病院や静岡西伊豆健育会病院のように全国からの医学生や研修医の先生方の教育のフィールドにもなれたらと思います。地域病院といえば、ここ。そんなロールモデルを目指しています。私自身が松前病院で経験して、「未来の地域医療の形としてこれは!」と感じたように若い人たちに感じてもらえるような医療体制の形を作っていきたいと思っています。こうやって若い医療者が来ることで、この地域の医療も担保されます。回り回って地域の医療が安定することが最終目標です。
そしてもう一つ。ここでやっていることをいろんな地域の病院の指導側の先生方と共有してお互い刺激しあいながら地域の病院がさらに魅力的な学びの場になったらいいなと思っています。