二日間通して、ブースをいただき


rural generalist の

ロールモデル病院 の作り方

というテーマでポスターとフライヤーを作成して、たくさんの方が興味を持ってくださりました。学会会場で、自分の居場所を持つということもとてもいいもんだと思いました。お久しぶりです!と医学生や医学生の時から専攻医を終えるまでにもなった医師、プライマリケア・レクチャー・シリーズでお世話になっている先生方、いろんな方が声をかけに来て下さいました。それが1番嬉しかったのかもしれません。

 コアとなることに関しては、同じことをずーっとやり続けること、言い続けることも大切なのかもしれません。

 rural generalist

という言葉についても、今回は私だけでなくいろんなところで聞かれるようにもなりましたし、JCU(James Cook University )の日本人医大生も、発表の中で本場のrural generalist養成について話をしていました。あくまで、オーストラリアのruralで「ニーズに合わせたコスパのいい医師」なので、これをそのまま日本に導入しても良いとは思いません。日本のruralにあわせた「ニーズを満たすコスパのいい医師」の養成を行う必要があります。

 日本の離島であれば、よりオーストラリアに近い医師像かもしれません。また、北海道のような広大な土地で医療を行う場合も。ただし、日本の大部分はそうではないため、少し視点を変えないといけないと思います。診断するためのモダリティも日本の方が容易にアクセスできてしまいます。それを悪とはいいません。早期診断・正確な診断が出来ることはへき地においてとても優位です。

 以前から発信し続けているように、日本の大部分のへき地ではまず

ER型 rural generalist

のニーズが1番です。その上で、産科や麻酔、精神を得意とするRGが必要だと思っています。

 今回、先輩松本先生から「学会行くの?なんかしない?」

と声をかけてもらい、「あ、ブースあるので、ちょうど使えるんじゃないですかね?!やりますかー」 

 「お、ほんとに!じゃあ、せっかくだから、何人か声かけてみていつも話していること、やってみよう!」

ER×総合診療×地域医療

と。決まったのは3週間ほど前。このテーマにぴったりの先生たちにお声がけさせていただき夢のno official sessionが完成しました。

安藤先生は、私個人的には「研修病院選びかた御法度」や「内科当直医のためのERのTips」を読んでいたり、救急医学会でシンポジウムで話されているところをみていたので、是非お目にかかりたかった先生でした。

 話も明快で、たとえ話もMBAの話もとてもわかりやすく、「これを実践していれば、そら人も集まるし、そこのニーズに応える医療の提供が出来るわ!」と納得でした。

 印象深かったのはAIの話

 高齢者中心の医療が、これから20年はまだ続く中でAIが医療にどんどん利用されるようになる時代が来る。そして、かかりつけ医制度が出来た場合に、単科のクリニックが選ばれることはかなり厳しい時代になってくる。そうするとgeneralに診れる医師がどうしても必然的に選ばれるようになり、そこから集約化された病院への紹介となる。

 臨床+α が肝 

 6年〜8年医師をすると専門医を取得したのちに目標がなくなる人が多い そのときに+αがあるといい

 この二つ。とても納得しました。

次に坂本壮先生。 坂本先生とは本の執筆や、PCLS、千葉県の医療の話など何度かお話しさせていただいている仲。改めて、伺いたかったことを聞いてみました。

 それは、

・救急をやったあとに地域病院で学んだこと・地域で無力さを感じたことは?
・最初に救急を学んで良かったことは?

 私は湘南鎌倉総合病院→北海道松前病院
 坂本先生は、順天堂大学→西伊豆健育会病院

似たようなキャリアを積んで、ほぼ同じ学年。振り返ってみて、どうか?

 これまた、ほとんど同じご意見を頂き嬉しかったです。

 ・大病院で出来ていた救急は、バックの臓器別専門医がいたからできていた。自分は出来ると勘違いをしていた。
 ・一方で、救急隊も同じ顔ぶれ。救急で来る患者は普段定期外来で診ている人だったりする。そこでの生活がわかるようになり、ERでの診療・対応に深みが増した。

 お二人の話は、とてもわかりやすく、そして、共通する部分に仲間を増やすためには

「教育」

が必要ということ。地域医療でみんなが教育スキルを持つ必要はないのかもしれないが、核となる教育を好んでする医師が必要であるということ。

 これは松本先生初めとするSKGHの仲間でいつも話していることと同じでした。総じて、ERと総合診療と地域医療にはとても親和性が高くruralという意味合いでの地域医療をするためにはER診療が必要であることが再確認されました。

今後は救急医学会でも発信してみたいですね。



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