改めまして、今年度から千葉大学地域医療教育学講座(学部)のアテンディングとなりました。年間を通じてどのようなことをするのか、わくわくしています。
めちゃくちゃ迷いました・・・迷路です。大学の中。田舎モンにはきつい笑

前回は、onlineでのミーティング。それぞれ自己紹介をして、この講座がどのような役割を担っていくのかという説明でした。もう一度背景を。
・千葉県は医師の偏在化が著明
・千葉県全体でみても全国平均を下回っている
・その中でも特に山武長生夷隅エリアは群を抜いて医師が少ない(全国2次医療圏で医師偏在指数324/335位)
今後の人口動態を考えても、このエリアで働く医師像と、その数の対応を県としても考えていかないといけない。
こういった背景から、千葉県と協力して千葉大学の中に今回の講座が作られました。
私の今までの実践での経験と図書、論文、世界のrural medicineの動向など考えるとやっぱり以下のように考えます。
- 地域医療(ruralに近い場所)を支える医師は総合診療医である
- 集約化の先に残る病院を支える人材が必要(診療所勤務の医師だけでは難しい)
となると、Missionは簡潔に言うと
総合診療医の育成かつ千葉を支える人材の確保
ということになるのかなと個人的解釈です。
千葉県としてもすでに多角的方面からの方策はされていて、
- 県からの奨学金制度
- 千葉大学の入試の段階で地域枠の設定(20名/100名中)
などがあります。
ただし、今までの先行研究や他の地域での問題、現場の声などからは、
- 地域に教育の場があること
これが必要と言われています。
ここを担うのが、私たちの教室の役割なのかなと思っています。
いかに、地域枠の学生が、地域の病院で働くことにわくわくし、進んで選んでもらえるような流れを作るか。この一点だと思っています。
その他、地域枠ではない学生にも「将来の日本の構造や働き方などを考えたときに総合診療をベースに地域で働くというのもありだなー。」というふうに思ってもらえるきっかけを作るということも大切だと思います。
ここまでは、前回の投稿にも書きましたね。
具体的な方法について進めていきます。
バックグラウンドがそれぞれ全く異なる(出身大学も違えば、学年も違う。医師としての専門医も異なる。)私たちがそれぞれの特性を活かして
「地域医療」×「医学教育」
という共通点の元、学術的なものをベースにしながら、実践に落とし込めるような方策を立てていくという流れになります。
ざっと、概略を書きましたが、当たり前と言えば当たり前ですが、これがなかなかどの地域もまとまってなかったり、足並みが揃っていないのではないかと思います。
1病院や医療法人レベルでのシステムはあっても、地域全体また、県全体でとり組んでいるところはまだ少ないと感じます。
今までやってきた自分の教育方法や他地域での方法が学術的なものと照らし合わせて、よりブラッシュアップして、県全体で行う医学教育に採用されるとなると、とても意味があります。県を支える大学で発信する側になるというのは、とても大きいのだと感じました。俯瞰的にものを見ることが出来、意見が言えるのだとも。また、私たちの強みは、現場を知っているため、机上の空想ということにもならない。現場からの吸い上げた問題点を、生の声として、集めて、どのように中央から方策を出していけるか。
これが、この講座の面白いところ。
Medicalな部分だけでなく、政策のところなどがかんでくる
メンバーと直接対面で会うのは初めてでしたが、zoomでお互いに話をしているので、議論も活発。抱えている悩みも、目的も共通なので、話が早い。これはとんでもないところに来たなとワクワクしました。
2時間のdiscussion では、私たちの地域医療教育学コンピテンシーを考えました。これについては次回。
その後に、千葉大学病院全体のアテンディングmeetingに参加させてもらいました。
完全にaway… 千葉大卒でもなければ、千葉大の研修医であったわけでもなく、千葉大の医局に入局していたわけでもない笑
ま、そんな人も受け入れて下さる千葉大の心の広さに感謝しています。
そのミーティングは、各専門科に進んだ医師7−16年目ぐらいまでのかたが、それぞれの科を回ってくる医学生への教育をどのようにするかとか、どういうふうに接していけばより効果的にかつ効率的に教育していけるだろうかと考える会でした。こんなの、滋賀にもあったのだろうか。全体で話しあって、教育方法を考えるって、私たちのときにも先輩方はやっていたのだろうか? そうでなくとも、今そのような体制で大学では教育されているのだろうか。他の大学のことも知りたくなりました。
初めてでしたが、大学のことも少し知れて楽しかったです。
数は力なり
といいますが、同じ目標に向かっている人たちと定期的に集まって話をするというのはやはり刺激になります。頑張りましょう!